一般財団法人 アジア図書館・アジアセンターをつくる会(略称:アジアセンター21)は、ボランティア市民活動を続けてきて32年。ご支援に感謝します!

市民がつくるアジア図書館、育てる図書館

なぜアジアか?アジア図書館なのか?(1981年よびかけ 1990年改訂 要旨)

アジアを正しく理解していくための音楽の催しや講演会や語学スクールなどが毎週開かれています。
また、足元を重視し、「海外のアジア」だけでなく、アジアからの留学生や日本に住むアジア人の生活にも関心を寄せ友好・交流・共生の目を育てます。
私たちはこんな施設づくりをめざすことにしました。

 

90年代と21世紀は、国際化時代の到来といわれますが、決してバラ色ではありません。
アジアと日本の過去の歴史関係を大切にしながら将来に向けて新しい文化創造を進め、平和を永遠に希求していきます。
なんの手がかりもない市民が訪れ、さらに「アジア」を専門的に突っ込んで研究しようとする人にも同時に開かれたものであることを理想としているのです。

 

アジアにはざっと30億人(1981年現在)の人々が暮らし、世界の縮図ともいえるように民族、宗教、文化などがじつに多彩です。

 

アジアには、ヨーロッパに負けない豊かな音楽舞踊、映画などが親しまれています。優れた思想、哲学、芸術がたくさん存在するにもかかわらず日本の中では「アジア」とのつきあい、教育、待遇はこれまで長いあいだ不当に狭められてきました。私たち日本人のものの考え方はアジアの鏡に照らせば欧米偏重でいびつな姿です。

 

これからは、日本人の国際化のためにも街の表通りに「アジア」と出会う「にんげん」の広場をつくって積極的に社会の文化土壌を耕す必要があります。また、この設立運動の大切な動機として、日本の戦後の経済繁栄は何によってもたらされたかも真剣に考えました。明治、大正、昭和の百年史を通してアジアとの関係史を学ぶことが大切です。

 

日本、日本人は先のアジアとの戦争でアジアの人びとに計り知れない損害を与えてしまいました。戦後を平和裡に生かされた者の人間課題としてアジアの人びととの心の修復は、根本的にはまだなされていないともいえます。
わたしたちはこの心の修復作業をすすめるには、百年はかかるだろうとみています。アジア図書館づくりは次の世代、次の次の世代に継ぐ百年の大仕事です。

 

 

図書館づくりは「本」を集めるところから始まります。二番目は趣旨に賛同する「人」の輪を広げることです。アジア図書館づくりのボランティア活動に汗を流す方が少しずつでも増えることを望みます。三番目、図書館建設のためには「資金」が必要です。これにも大きなこころを寄せてくださることを切望いたします。

 

アジア図書館・アジア会館を市民サイドから提案し、創りだそうというのは、アジアの人びとに対する日本人の私たち一人ひとりのこころの証でもあります。私たちの手で「日本人のこころ」を取り戻す作業です。このことは今後アジアとの交流がますます増えていく21世紀をつきあっていく上で避けて通れない最も大切な問題だといえます。

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