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日本の明日と世界の現実を考える100回講演会〈第78回〉
”多言語・多文化共生の大国 インド14億人の多様性を まとめるものとはなにか?”

日時

2025年10月19日(日)14:00

会場

アジア図書館

参加費

¥2,000(一般)、¥1,500(アジア図書館会員)

定員

30名 ※要予約

ゲスト(講師)

溝上 富夫氏(みぞかみ とみお)
1941年生まれ。大阪大学名誉教授。インドデリー大学インド語学科に学び、博士号を取得。
ヒンディー語、ベンガル語などインド各地の多言語を旧大阪外国語大学で教えた。パンジャブ語研究の第一人者。
2018年、長年の文学と教育分野での貢献が認められ、インド政府よりパドマ・スリ勲章を授与された。
インドを楽しむ人には『ヒンディー語で歌う日本の歌101選』大阪外国語大学刊。『ヒンディー語映画ヒットソング集1951-1980』ユニオンプレス大阪。いずれも編訳などその他著作多数。
象に象徴されるようにゆっくりだったこれまでのインドが、21世紀になり、エンジンがかかったように躍動的になってきた。外部資本と技術を取り込みながら、経済成長を続けるインドは世界一の人口大国に躍りでた。このままいけば将来のインドのGDPは、1位中国、2位アメリカ、3位インドと予想されています。国民の平均年齢は若い。そもそもインドには“世界”が集まっている。
ことば、宗教、文化が違う人たちを一つにまとめているものは何か? 素朴な疑問である。違いを違いと認めながら、共生している。対立している世界が平和的にまとまることができるなら、インドの人びとの暮らしの縮図は、国連の考える多(た)にして一(いち)にピッタリだ。一にして多を変幻自在に表わすヒンドゥー教の教えなのか?14億人をまとめているインドをもっともっと深堀りしてみませんか。矛盾の統一、対立物の統一を考えることは世界平和に役立つ。
長年、インド一筋に、インドのもつことばと文化の研究と交流を続けてこられた溝上富夫先生を招いて、一緒に考えてみます。

〈ワクワクワールドミュージック第57回〉
安聖民パンソリライブ

日時

2025年9月28日(日)15:00(開演)、14:30(開場)

会場

アジア図書館

参加費

一般:¥2,000、アジア図書館会員:¥1,500 ※要予約

定員

30名 
※会場準備のためご予約お願いします。(メール、電話、FAX)

ゲスト(講師)

〔出演〕安聖民(パンソリ唱者)、趙倫子(鼓手)
★唱者:安聖民(あん・そんみん)
大阪市生野区生まれ。2002年 漢陽大学音楽大学院国楽科修士課程修了。パンソリ唱者。
韓国国家重要無形文化財第5号パンソリ「水宮歌」技能保有者・南海星先生に師事し、2016年履修者認定。
2013年 第40回南原春香国楽大典・名唱部にて審査員特別賞受賞。
2016年「水宮歌」完唱公演(大阪/ソウル)。2019年「興甫歌」完唱公演(大阪)。
★鼓手:趙倫子(ちょ・りゅんじゃ)
大阪府大東市生まれ。東亜大学校日語日文学科修士課程修了。韓国語講師および翻訳者。2012年から鼓手としてパンソリに関わり、2018年からは創作パンソリの台本も担当。
パンソリとは、一人の唱者が太鼓の伴奏に合わせて歌とせりふ、身振りで物語を語っていく朝鮮半島の伝統芸能。 2003年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
在日コリアンとして初めてプロのパンソリ唱者となった安聖民さんと太鼓の鼓手である趙倫子さんによるパンソリの世界を満喫して下さい。
プログラムは、パンソリ古典代表曲“水宮歌”第1話、短歌「白髪歌」、創作パンソリ「水宮…歌?」。
わかりやすい字幕、解説あります。初めての方もパンソリの醍醐味をお楽しみください!

日本の明日と世界の現実を考える100回講演会〈第77回〉
”タイにタイ人はいない。 柔らかいタイに 学ぶものとは何か?”

日時

2025年8月24日(日) 14:00

会場

アジア図書館

参加費

¥2,000(一般)、¥1,500(アジア図書館会員)

定員

※要予約(メール、電話、FAX)

ゲスト(講師)

赤木 攻氏
〔プロフィール〕赤木 攻/あかぎおさむ
1943年生まれ。タイ・チュラロンコン大学に留学。
タイ駐日本大使館などに勤務。社会調査文化学術交流を行い、タイ大学で客員講師を務める。
元大阪外国語大学タイ語教授。同大学学長の後、東京外国語大学で教授などを経て、退職。
文化功労によるタイ政府から文化勲章白象賞を受賞。
著書に、『タイの政治文化』NNA刊、『タイ知識人の苦悩』井村文化事業社刊、『タイ検定』編めこん刊、『タイ日大辞典』改定新版編めこん刊など多数。
インバウンドで日本にやってくるアジア人が増えている。昨秋、京都知恩院の駐車場に停まった観光バスから降りてきた黄色い袈裟を身にまとったタイのお坊さん達と出会った。 タイと日本の仏教は真逆に違う。タイにはいたるところに寺がある。王様も住む。時には、激しい街頭デモも起こる。しかしタイは、微笑みの国とも讃える。タイの首都バンコクには、日本人学校に1,000人を超す生徒達が通っている。タイにはこれまで日本企業が長年にわたってたくさん進出し、タイの社会にうまくおさまっている。アセアン10ヶ国の中でも優等生みたいな地位のタイである。
「タイにはタイ人はいない」「日本社会にないものがタイにごろごろしているよ」という赤木先生。
タイと60年ばかりつきあい、タイを知り尽くした赤木先生は「日本は硬い国」「タイは柔らかい国」とも言う。だんだん難しくなってきた日本の将来を考えるうえでタイにはヒントがたくさんありそうである。

延期! 楽しもう! インド・ボリウッドダンス!

申し訳ございません。延期になりました!ワクワク!ボリウッドダンス、楽しみましょう!

日時

2025年7月27日(日)14:00

会場

アジア図書館

参加費

¥1,200(一般)、¥1,000(会員)
※要予約。(メール、電話、FAX)

定員

20名。

ゲスト(講師)

指導:ナゼマ・トラバリー
アジア図書館のヒンディー語講師。他に国際理解教育授業講師、インド料理、ヘナアートなどインド文化紹介に努めています。
日本でも大人気のインド映画の中でのダンスシーン。
踊りやすいよく知られている曲に合わせて楽しみましょう!
映画、ダンスのポーズの意味なども教えます。
つぎにインド映画を見る時、
いっそうワクワク!はじめての方でも大丈夫! 
詳細、お問合せ下さい。

〈ワクワクワールドミュージック第55回〉
中国伝統音楽”江南絲竹(こうなんしちく)の調べ”

日時

2025年3月9日(日)14:00

会場

アジア図書館

参加費

¥1,500(一般)、¥1,200(アジア図書館会員)

定員

30名 
※会場準備のためご予約お願いします。(メール、電話、FAX)

ゲスト(講師)

〔出演〕小江南曲社(しょうこうなんきょくしゃ)
【プロフィール】2010年に開催された第一回中国音楽フェスティバルを契機に関西在住の江南絲竹愛好家を中心に結成。 2015年9月に中国杭州市で開催された『第三届海内外江南絲竹邀請賽』にて「アマチュア組」銅賞ならびに「最佳海外団体賞(海外参加団体一等賞) 」を獲得。
メンバーは、 奥田八代以(笛子)、川村志織(中阮)、黒木 蘭(琵琶)、宮本順子(二胡)、村田 順一(笙・高胡・曲笛他) 吉澤 英知(揚琴) 鷲沢 徹志(小三弦 洞簫)
『江南絲竹(こうなんしちく)』とは、蘇州(そしゅう)など中国の江南地方で演奏される伝統的な管弦楽で、優美な曲調と活発なリズムが特徴です。
その曲調は優美で耳に快く、華やかで、演奏方法も豊富です。今でも上海の茶館などで地域の愛好家が二胡・笛子・琵琶・揚琴(ヤンチン)といった伝統楽器を持ち寄り『江南絲竹』を演奏して楽しむ姿を見ることができます。上海市の「無形文化遺産」にも登録されています。